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3話 ページ3

「はー………ここも実家と同じくらいド田舎ねー」



「見事に何にもないな」





「でも、コンビニで売ってる商品とか見たことねぇやつばっかで楽しくないか?!」





「そりゃ、あんただけねー」





「あっ、なあなあ、あれ何かな?!あれ!あれ!」




「ちょっ!待ちなさいよ!」



うろちょろする虎杖悠仁とそれを追いかける釘崎野薔薇の後ろ姿を見てため息を俺はため息をついた



あいつら、朝っぱらから元気だな………




俺たちは任務でとある田舎に来ている



1年3人で事足りる三級呪霊の退治だ



どうやら先日から被害が出ているらしく、今日はその調査で来ている。



東京から4時間。
のどかなこの場所に呪霊がいるとは思えないのだが………



「おい、お前ら朝っぱらから近所迷惑だろ」




「だってあんな所に面白い像があるんだぜ?!
写真撮りてーじゃん?」



「なになに……『膝を抱える象』だってさ
あははははは!!ウケるー!!象が膝抱えてるだけ
じゃん!!」



はぁ………こいつらまじうるせぇ



ただで働いていない脳がますます痛くなる



「おら、とっとと行くぞ」



そう言って振り返った瞬間




______ふわっ




一瞬風がとおりすぎた




それと共に横にあった茂みから少女がでてきた






蝶の羽が





見えたんだ






_______それが君との最初の出会いでした。

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作者名:ミトコンドリア | 作成日時:2021年2月19日 19時

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