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あの後2人でそのまま風呂に入り
食べ損ねた夕食を出前に頼って食べた
ソファでくつろぎながらテレビを見る
「大介」
『んー？』
「なんでそんなにくっついてんの？笑」
『ダメ？』
「ダメじゃないよ？」
俺はAが大切で唯一無二の人
そう自分に言い聞かすように
後ろから抱き締める
テーブルに置いてあるAのスマホが鳴り
表示された○○くんと言う文字
上半身を起こしてそれを見た
Aが「あ」と声を出した
『...でないの？』
「あの...後輩だから...」
『出なよ』
「ぇ、ぁ... 分かった」
電話に出たAは "はい"と返事をしてこの場から
離れようとする
Aの腕を掴んで下に軽く引っ張り
"座って。ここで話して"っと無言で伝える
びっくりした表情はしたものの
床に座り会話を続けた
「うん」
「だから...」
「違うって」
Aの言葉を聞くだけで分かる
まだ迫られてるんだって
後輩くんもしつこいねー
「無理だって言ってるでしょ！」
声を荒げるAの後ろからの
スマホを抜き取り
『Aは俺んだから』とだけ言い
通話を切った
スマホを抜き取られ
今まで聞いた事ないくらいの低く冷めた声で
後輩を牽制し電話を切られた
振り返り「大介」と呼ぶと
口角だけ上げた笑顔とも言えない大介が居る
真顔に戻った大介はゆっくり立ち上がり
私を抱え寝室に連れていく
見たことない大介に少し狂気を感じながら
素直に大介の首に腕を回した
END...？
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作者名：りんこ | 作成日時：2023年12月16日 4時
