addict 3 (ページ18)

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狂愛ページ18

※いつものテイストと違います
甘々を求めてる方はお気を付けください

※暗めで危険な佐久間さんです

「ただいま」

『おかえりー！お疲れ様』

仕事から帰ってきたAの疲れてる表情をしてる

「疲れたよー」

やっぱり

『おいで？』

手を広げると「大介ー」と腕の中に飛び込んでくる

『頑張ったね、偉い偉い』と撫でてあげると
「んふふ」と喜ぶ

その時に気がついた

『終わってそのまま帰ってきたんだよね？』

「うん、そうだよ」

『なんか、違うよ』

「え？なにが？」

『匂いが違う』

「え」

『なんで？なにがあったの？』

「えっと...」

この時点で何かあったのは確定だ

「あの、帰りに...」

『は？』

「ちゃんと断ったから！」

帰りに後輩に告られて抱きしめられたと

『そっか、そっか』

「彼氏いるって全力で拒否したから！」

今まで一緒に居て初めての感じる感覚

なんだ、これ

『ちょっと来て』

戸惑うAの手を引っ張り足早に廊下を進む

「え？なに？大介？」

連れてきたのはバスルーム

グッと引っ張りバスルームの中に連れ込んだ

「え！ちょっと！きゃ！！」

服の上からシャワーをぶっかける

「ねぇ！やめてよ！！なにしてんの！？」

『匂い消してんの』

「クリーニング出すから！！」

『今すぐ消したい』

コートの上からぶっかけたから
水分を含んだ重みでしゃがみ込むAを
立たせて今度はコートを脱がす

「大介なにしてるの、ほんと」

自分の中に湧き上がる感情...

シャツのボタンに手を伸ばすと
「え」っと戸惑いながらも伸ばしてた手を引っ込めた

無言で脱がしていく俺に脅えたように
「大介？」

『なに？』

「えっと、あのさ... 怒ってる？」

怒りとも言えないこの感情

下着姿になったAが「寒い」と呟く

もう一度シャワーをかけて暖める

「大介、ごめんね？」

「私大介しか好きじゃないから」

シャワーに打たれながら下を向きそう話すA
持っていたシャワーをシャワーフックにかけ
Aの顔を持ち上げ唇を近付ける

俺からのキスを待つような表情をしているAの

頬を撫でスルスルと下へ移動し

細い首元に手が触れる

"このまま力入れたら..."

「大介？」

名前を呼ばれ我に返り
ふと脳裏に浮かんだおぞましい考えに恐怖を覚えた

不安そうな表情を見せるAを強く抱き締めると
同じように返してくれる

何考えてんだ俺

『ごめん』

「ん」