最後の推し 2 (ページ19)

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俺らの話を聞いて楽しそうにニコニコしてる
Aちゃんを見て、2人呼んで良かったって思った

「うるさくない？大丈夫？」
「凄い楽しいよ！」

「うるさい訳ないやん！」って言ってるけど
康二が1番うるさいからな笑

「まだ飲む？入れるで？」って
どんどんAちゃんにお酒飲ますから

「大ちゃん」って俺を呼ぶ目はとろーんとしてて

「うわ、今の顔やば」ってふっかが言うから
「お前っ！！見んなっ！！」って
慌ててAちゃんを隠す

「んっ、大ちゃんっ、くるしっ」

「っ！！！」

「あー！！もうダメだ！解散っ！！」

「タクシー呼ぶから帰れ！」って
お礼で呼んだ2人を追い出した

はぁ、こんな事になるとは…

リビングに戻ると
机にAちゃんはうつ伏せになり目を閉じてる

「Aちゃん？大丈夫？」

「2人は～？」
「帰ったよ」
「挨拶出来なかったぁ」って酔ってても
そこはちゃんとしてんだよね笑

「でも、やっと二人だ」って嬉しそうに笑う
「酔ってるよね？笑」
「酔ってない～」って
それ酔ってる人が言うセリフだから笑

「ねぇ、大ちゃん」
「ん？」
「私ね、ほんとに好きなの
好き過ぎてどうしようってなるくらい」
「俺も大好きだよ」

「私ずっと大ちゃんと居ていいの？」
「当たり前じゃん」
「ありがとう…」
「ずっと居てくれないと困るし、俺」

「笑それは大変だ笑」
「そう！大変な事になるのよ笑」

漫画なら「ふふふ」って吹き出しが出そうな笑い方をして

「私、仕事辞めてもいいの？」
「いいよ」
「じゃあ、辞める。ずっと大ちゃんの事支える」
って抱きしめてくれた