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大ちゃんに仕事を辞めて欲しいって言われた
仕事してなかったら
もっと大ちゃんを支えれるかなって
考えた事あるけど…
仕事をしてるからこその楽しみもあったり
自分のお小遣いもできる
辞めたら推しの物買えなくなる…
推しが彼氏とか贅沢な事なんだけど
推しは推しだから
やっぱり雑誌とか欲しくなるし
そこも含めて大ちゃんにお世話になるって事だもんね
どうしよ…
私に究極の問題を投げかけた大ちゃんは
隣で気持ちよさそうに寝てる
酔ってる時に言うって事は
それが大ちゃんの本音って事なのかな
明日ちゃんと話し合おう
もしかすると大ちゃん忘れてるかもだし…
「Aちゃん！」
「ん〜？」
「起きないと！！」
「え！？」
ヤバい！昨日寝落ちしちゃったんだ！
「ごめん！俺も今起きたから起こせなかった」
「大丈夫！大ちゃんはしんどくない？」
「俺は平気だから！とりあえず用意して！送ってく！」
メイクもささっと済ませて急いで着替える
「用意できた？」
「うん、できた」
「じゃあ行こ！」
大ちゃんに送ってもらうのは初めて。
今までは言われても
申し訳なくてずっと断ってた
「ごめんね、俺が酔ったせいで」
「違うよ！私がアラーム合わせてなかったから！」
互いに自分のせいだからって言いながら
ごめんね と謝る
「あ、ここで大丈夫！」
「前まで送るよ！」
「走れば間に合うし！バレたら大変でしょ？」
「えぇーー」
「ありがとう、大ちゃん、大丈夫だから」
「分かった、気をつけてね！」
「いってきます」
遅刻するかと思ったけど
大ちゃんのお陰で無事間に合った
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作者名：りんこ | 作成日時：2023年9月24日 23時
