addict

出会いは突然 3 ページ8

好きな漫画の話で盛り上がり
「俺の方が年下だし敬語なくていいよ」と言われ
アイドルにタメ口とか大丈夫かと思いながらも
趣味が同じと話しやすさから
いつの間に「あれ良かったよね！」と
敬語を使わず話をしていた。

「佐久間くん、私そろそろ帰んないと…」
「あ！ごめん！楽しくて話しすぎたわ」
「私も楽しかったから大丈夫！
私こそごめんね、お仕事終わりで疲れてるはずなのに」
「 全然大丈夫！まだルイと遊べるくらい体力あるよ？」

"ルイと遊べる"って言葉に"遊ぶの！？"と
シッポを振りながら佐久間くんを見る。

「ルイー、もうおしまい！帰るよ？」
「だってさ！ルイ！ありがとうねー
また遊ぼうね！」
「Aちゃんもありがとう！」
「こちらこそありがとう！じゃあ…」
"さよなら"と言うか迷っていると
「またね！」って。

"またね"ってこんな所にまた佐久間くんが来るなんて
考えられないし、
"また"が来る日なんて想像もできない

これは佐久間くんの優しさなのかな。

「うん、お仕事無理せずにね！」と声をかけ
自宅への道を歩く。
名残惜しくて振り返ると手を振ってくれる。
手を振り返し帰路に着く。

「はぁ〜、凄い体験したね」とルイに声をかけるが
いつもよりたくさん遊べて満足そう。

自宅に戻り佐久間くんがオススメしてくれた
漫画を調べる。
そして少し佐久間くんについても調べてみた…。


色んな動画があり
「アニメオタクだったのか」
「運動苦手だったんだ」
「めっちゃ可愛い」

そして所属してるグループも調べる


「え、ヤバ……」

「これほんとに佐久間くん？」

出会いは突然 4→←出会いは突然 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す