addict

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Aの家の前にたどり着き車を止めた

「あん時素直になれなくてごめん」って言うと
「謝んな！」と頭をぐしゃぐしゃにされた

「やめろよ！昔からそれするよな！」
「大介がしゅんってしてるとしたくなんの 笑」

もぉって髪を直し小さく息を吐く

「俺、小さい時からAの事好きだったよ」
「は！？」
「Aが背中押してくれたお陰で今の俺がいるし
笑ってようって思えてるのもAが居たからだし」
言った本人覚えてるないけどねーって笑うと
「ごめん 笑」とAが笑う

「ね、Aは俺の事どう思ってた？」
「え…」
「好きだった？嫌いだった？」
「き、嫌いなわけない」
「じゃあ好き！？」
「う、うん…。てか！何急に！！」
「あの時素直になれてなかったから
もう大人だし素直になろうかと思って？」
「……」
「Aは彼氏いないの？」
「いたら来てないよ」
「じゃあ！俺と付き合って！」
「え！？」
「今も好きだもん、Aの事」
「ずっと会ってなかったのに？」
「好きでもない人の言葉覚えてたりしない」

離れてた時間が何年だろうと会えばあの頃に戻れる
そんなやつAしかいない

「わ、私も大介の事好き」
「じゃあ！？」
「よろしくお願いします」

やったぁー！ってAに抱きつくと
「大介とこれするの幼稚園ぶりだ 笑」

顔を見合せ笑い合う

Aって名前を呼びキスをした

「実はこれ中学生ぶり 笑」
「はぁ！？いつ！？てか何してんの！？」

中学生の頃、うちにAが遊びに来てた時に
寝てるAにキスをした

「あん時めっちゃドキドキしたなー 笑」
「馬鹿じゃないの！？変態じゃん！！」








会えなかった時間は今から埋めればいい
作れたはずの思い出も今から作ればいい


2人の時間はこれからたくさんある


これからは素直に…
離れないように



「愛してるよ」




-END-

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