迷ヰ犬達ノ紡グ物語 (ページ39)

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File39:呼び出し(弓月) ページ39

前回の登場シーンとはところ変わって私の執務室。

私はパソコンを見ていた

「……あ、依頼来てる」

今はちょうどポート・マフィアが人虎くんを捕えるためになにやら作戦を結構しているところだったか…

依頼を誰からか見るとなんと組合(ギルド)からだった

「人虎の捕獲…」

ポート・マフィアと同じ依頼…

我がヴァニッシュ・マフィアに依頼するほどだとは思わないのだけれど

「三好くんと柳原くんを呼ぶとしようか」

そう言い、執務室の前にいる黒服を呼ぶ

「三好くんを呼んできておくれ」

数分後、三好くんが失礼しますという声とともに部屋に入ってくる

「やァ。萩野くんを連れてきてくれないかい？」

それだけ言うと三好くんは探しに出かけた。

次に柳原くんを呼び出し、三好くん同じ命令を下す

「楽しみだねぇ…」

2人が萩野くんを見つけてくるまで時間があるだろう。

私はとある場所に電話する

…とある場所、と洒落た風に言っているが実際は杏咲にだ

「もしもし？杏咲かい？」

繋がったのでそう言えば1秒とたたずに返事が来る

「《心傘！どうしたの？私今、武装探偵社にいるけど…》」

「明後日の丑三つ時…彼を殺す」

彼…とは、言わずもがな大雅のことだ

「《…うん。…わかった》」

杏咲と彼は実は両片想いで杏咲が数度縁談の話が来ているのにも関わらず全て断っているのもこれが関係している。

まァ、鴎外も諭吉も私と杏咲からしたら恋愛対象外だから当たり前といえば当たり前なのだろうが

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丑三つ時って何時なのか私知らないんですけどね←