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File24:兄弟(真鵯恩希) ページ24

あれからずっと、灑須木零杜はピアノを弾いていた。

ピアノによって、自分の世界に入っていた...が。

それは一人の人物によって現実に戻ってしまった。

「こんにちは。灑須木零杜君。」

_灑須木裕光。実の兄。一番嫌いな人。

「何故貴方が此処に。」

「此処に来たら会えるかな、と。」

「何故貴方と会わなければならないのですか。」

「んー...ちょっとした連絡かな。あと暇潰し。」

「なんですか。」

「そちらの首領と、僕達の社長が【密会】するらしい。と言うか、今してる。」

「密会...!付き添いしなければ。」

「あー多分大丈夫だよ。他に付き添いしてもらっている人、いると思うよ。」

「わかりました。じゃあ帰ってください。」

「えー...いっか。どうせ小説の締め切りもう少しだから。じゃ、じゃあね。」

と、言った瞬間、裕光の背中に何かが当たった。

気のせいだろう。と裕光は思ったが、そこにはお菓子が落ちていた。

「これ、親から届くお菓子です。貴方は大量に送られて来ていないと思いますけど。」

「いや、僕は沢山本が送られて来るよ。」

「本ですか...つまらないですね。そんなもの、届いてどうするのですか。」

「読む。参考になるから。」

「そうですか。あ、情報を求めるのを忘れてました。ください。」

「嫌だよ。お前に情報なんか与えてたまるか。...ちなみに、それって母さんと父さんにも聞いてる?」

「勿論。聞いてます。情報は、どの組織からも沢山集められたら得ですから。」

ちなみに、二人の親は、ある組織の代表だ。異能力も持っている。

「そうかそうか。じゃ、また。」

「...もう会いたく無いです。」

そして、灑須木零杜は自分の世界に戻った。

____________________

「...あ、真ん中だ。」

その頃、須野川美保見は、ある弓道場にて、異能力の練習をしていた。

命中率をあげる事で、矢の無駄を無くす。

それが目標です。

...と言っても、元々の命中率は89%位なんだけど。

家族から学んだ弓道、柔道、空手、華道は得意。

それを、【偽物の】異能力として使っている。

機会を作るのが得意な親戚には、「持ち運びが楽に成りたい」という願いで、折り畳み式の弓、矢を作って貰

った。ちなみに、矢は自動的打った後折り畳んで弓にある磁石にくっつくようにしてあります。

あ、もうちょっと練習してから柔道場行こう。

そう思い、また練習を始めた。

ハードな練習はまだまだ続くみたいだ。

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はら - こういった類の作品はオリジナルフラグ立ててオッケーなやつなんですかね? (2018年4月22日 21時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:占ツク作者で色々設立しませんか? x他4人 | 作成日時:2018年4月3日 0時

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