迷ヰ犬達ノ紡グ物語

Fine1:人虎確保(弓月) ページ1

ヴァニッシュ・マフィアの首領室…そこで首領である月観射心傘と副首領である名月千代が向かい合うようにして心傘は座り、千代は立っていた

「名月君、君に任務を任せようと思うんだ」

心傘が千代に話しかける

「はい。お任せください」

心傘は愉快そうに笑うと千代に資料を渡した

「標的(ターゲット)は人虎の中島敦という少年でね？君の実の弟だ」

「実の姉弟であろうと容赦はしません。俺は首領がいうならたとえ肉親だろうと殺します」


「そうかい？」

「はい」


ところで…千代が口を開く

「どうして俺に？」

「君達が姉弟だからだよ。肉親どうしの戦いほど見てて面白いものはない」

「あぁ…」

そう、この2人…実に性格が悪いのである。

「手出しするかは別として私もついて行くよ。もしもの時のためにね。あと、ポート・マフィアと協力するから芥川君達と行動してくれたまえ」

「なぜポート・マフィアと？」

「その依頼を受けたのはポート・マフィアであり私達じゃない。面白そうだったから鴎外に頼んで協力させてもらってるだけだからね」

心傘はニコリと笑うと

「この任務は失敗してもいい」

とだけいい。部屋から出ていった

「失敗してもいい任務…？」

千代は疑問を覚えながらも芥川達のところへと向かった

ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー
短くてすみません！
人虎討伐でほかの人たちもついて行っていいですよ〜！

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