・ ページ46
「貴女さえいなければ良かったというのに。…ただの、犯罪者のくせに。」
条野が三ツ扇の耳元で囁く。
三ツ扇の表情が無表情になる。
計画通り、とでも言わんばかりに条野が嗤う。
「……私が自ら望んで人を殺めていたと?」
三ツ扇が先程とは全然違う真剣な声音で話し出す。
「そうとしか思いませんけど。正義の者と犯罪者。僕らは明らか別れています。貴女は犯罪者だ。」
それに答えるのは阿部だ。三ツ扇が瞳を開ける。
血のように赤い紅の瞳で条野と阿部を睨んでいる。
「……巫山戯るな…!何が正義だ。何が犯罪者だ。正義など所詮本人の《理想》であり《自己満足》でしかないじゃないか。」
ここにきて初めて余裕が崩れた瞬間だった。
怒り、三ツ扇を支配しているのはただその感情だけだ。
「何も知りやしないくせに自らを正義と正当化するな。私達を犯罪者扱いするな。……弑すぞ」
殺気のこもった怒りを感じさせる低い声で弑すぞ、といった三ツ扇。
「……何故ポートマフィアの情報を吐かないんですか?」
条野の言葉に三ツ扇が嘲笑うように嗤って云う。
「教えないよ。君達には。」
続き?気力……←
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢月(プロフ) - ナタデココさん» え?…そうだなぁ。……秘密← (2018年8月13日 21時) (レス) id: b4076c16e3 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 夢月さん» ゆっきーの中の珞は一体どうなってるのだ← (2018年8月13日 21時) (レス) id: 4e6fcb83e7 (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - ナタデココさん» www (2018年8月13日 9時) (レス) id: b4076c16e3 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 闇を抱えてそうな年中さんとは← (2018年8月13日 8時) (レス) id: 4e6fcb83e7 (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - クシナデソーマさん» バカじゃないですドアホなんです← (2018年8月13日 1時) (レス) id: c2ae66b8a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ