懐良照人[_ナツイテルヒト_] ページ2
ONsaid
『…人虎？』
？「そう。人虎」
『…捕獲？』
？「そう。捕獲」
『…私が？』
？「そう。君が」
と、いったような会話をポートマフィア首領__森鷗外とポートマフィア首領令嬢__森Aがかれこれ3時間は繰り返している
？「…普通に話したらどうですか？」
たまたまその場に居合わせたポートマフィア五大幹部__中原中也がつっこむ。恐らくこの場で唯一つっこめるのは彼ぐらいだろう
『…彼、あそこの社員なんだろう？だったら嫌だよ。あんなところと関わりたくない』
Aがあそこと言っているのはポートマフィアとは
鷗外「大丈夫だよ。名探偵君は来ないだろうから」
名探偵君という言葉を聞き、顔を顰める
『そんなの知ってるさ』
中也「…担当、芥川と樋口ですよ」
『…しょうがないから言ってあげる！』
そう…Aは樋口一葉に懐いているのである。
コンコンっ…
その時、ノック音が響く
？「首領、失礼します。樋口です」
鷗外「入りたまえ」
一葉「失礼します」
『一葉姉!!』
樋口が入ってきた瞬間、Aが樋口に抱きつく
それを羨ましそうに嫉妬の目線を樋口におくるロリk…ﾝﾝｯ…森鷗外
一葉「わわっ！…あの、A嬢。離れてくれませんか？報告ができませんし…視線が、痛いので」
『そうだね！あっ、私も人虎捕獲に行くことになったから。よろしく！』
一葉「はい！よろしくお願いします！」
樋口一葉は幼少期からポートマフィアにいる。一応古株の部類に入る18歳の少女である
銃の実力はポートマフィア最強であり、たまに中原中也と組むこともある
だが体術面、精神面がまだまだなため未だ遊撃隊隊員なのである(と言っても、遊撃隊も地位は普通に高いが…)
？「入るぞ。鷗外」
『あれ、上下関係って何だったっけ？』
？「ははは、私達は鷗外よりも一応下だけどなぁ」
斎藤緑雨、ポートマフィア副首領。42歳の中年でひねくれている。
樋口一葉を拾ってきた張本人で樋口一葉をとても可愛がっている。
幸田露伴、ポートマフィア副首領。42歳の中年で結構優しい。
斎藤緑雨と共に樋口一葉を拾ってきた。樋口一葉をとても可愛がっている。
一葉「緑雨さん、露伴さん。お疲れ様です」
中原中也達を中原幹部、先輩である芥川龍之介を芥川先輩などと呼んでいる樋口も唯一二人のことはさん付けで呼んでいる
まぁ、そんなようなメンバーでたまにマフィアと思えないような日常を歩んでいるのだ
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