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10話 ページ10

ー羽生sideー


寝るの早い。
あの後、グラタン食べて、ゼリー食べて。

メイク落として保湿して、ホッとしたのかAはすぐに寝てしまった。




完璧に心を許しているような寝顔。

ここまで長かった、、。



ん?顔顰めてる。



「試薬がそれだと、、あ、いや。そうじゃなくて、。」





仕事の夢でも見てるのか。


あれ?起きた。




「A?」





「あ、ごめん。寝ちゃってたね。私。」





「それは全然良いけど。起きちゃった?」






「あー、うん。最近眠れなくてね。」






ストレスか。それはこんなにやつれるはずだ。






「、睡眠導入剤とか試した方がいいのかな。」






「やめときな。よくないよ。」




薬がないと眠れない体質になる可能性もあるし。
こんなにボロボロになるぐらいなら。





「仕事、今のまま無理して続けなくて良いんじゃない?」





「え?」




「化粧品開発してるAのこと好きだから、辞めるのは寂しいけど、体壊すくらいだったら。、休職とか。」





Aのこと養えるくらい全然稼げるし。





「好きな仕事だから、辞めたくない。」





そうだよな。、じゃあ。




「草壁さんと話し合ってみるとか?」






「うん。。それが良いのかも。」




とりあえず、寝られるようにしてあげないと。





「家だともっと眠り浅いんだよね。結弦さんの家居心地いいかも。、本当にありがとうね。」




そういうことなら。





「しばらく俺の家に泊まりなよ。」





「え?、それは悪いよ。」




「俺にとってもAが家にいるのは癒しだから。」






それでAがよく眠れるなら、願ったり叶ったりだ。





「、、ありがと。少しだけお世話になるね。」





「うん、。じゃあ、寝なよ。俺もそばにいてあげるから。」






「ありがとう。」





手握ってあげよう。





「結弦さん、手。、」




「この方がよく寝られると思うよ。、おやすみ。」




「ありがとう。」





寝るまで、頭撫でてあげよう。

眠くなるよね。



ーーーーーーー
ーあなたsideー




それから7時間も連続で寝ることができて、すっかり体調は回復した。


やっぱり睡眠は偉大だ。

久しぶりにお肌もいい感じ。




「顔色だいぶ良くなったね。よかった。」






「ありがとうね。結弦さんのおかげ。」






「じゃあ、少しだけこれからの話しても良いかな?」





これからの話?

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作者名:かれん | 作成日時:2022年9月8日 16時

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