検索窓
今日:37 hit、昨日:0 hit、合計:28,943 hit

33話 ページ33

ーあなたsideー




明後日、浅川さんと食事会か。


社交辞令じゃなかったんだ。
律儀な人だな。




「ご飯いくの?」




「あ、うん。明後日ね。」





あれ?
めっちゃ不満そう。




「結弦さん?」





「、ね、今日デートしよう。」





デート?




「家帰らなくていいの?、来週も映画見に行くんだし、無理しなくても。」




「、なんか、ごめん。、俺カッコ悪い。」





え?





「嫉妬する権利なんてないのにね。」






嫉妬?

もしかして、浅川さんとご飯に行くから?





「別に浅川さんとはそういうんじゃないよ。」






「仕事ができて、優しい人なんでしょ?」





ん?そうかもしれないけど、



「それ、結弦さんが言う?」





「え?」




だって、結弦さんは、、





「私、フィギュアスケートあんまり詳しくないんだけどね、私の認識では結弦さんは日本を代表するスケーターですごい人なの。、アイスショーでも、やっぱりスターなんだなって再実感したし。」




私なんかが仲良くしていい相手じゃないのかもしれない。





「仕事で評価を得るという観点で結弦さん以上に仕事ができる人に私は会ったことがないよ。、それにすごく優しいでしょ?、」





「じゃあ、俺安心していい?」




ん?




「それってどういう?」





「浅川さんのこと好きにならないって約束して。」





そういうのじゃないのに。





「うん?わかった。」






「あんまわかってなさそう。」





心配するようなことは何も無いのに。





「でも、ご飯だけ行かない?着替えたら迎えにくる。」


 



「うん。でも、迎えにきてもらうのなんか悪いし、お店集合にする?」






そういうと、結弦さんは少し考え込んで、、





「俺の家来る?」




と言った。






「え、、えっと。」




お家に招待してくれるのはすごく嬉しいけど。




私、行っていいのかな。


付き合ってるわけでは無いのに。





「遠慮してる?それとも俺の家行くの嫌?」





「嫌なわけでは。」





「俺だって合鍵もらって出入りしてるんだから、Aちゃんが来ても問題ないと思うけど。」





そっか。


それもそうだよね。




「じゃあ、お邪魔しようかな。タクシーで来たよね?、タクシー呼ぼうか?」






別々のタクシーで行った方がいいだろうし、2台呼んでおこう。






「うん。ありがとう。」

34話→←32話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
設定タグ:羽生結弦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かれん | 作成日時:2022年7月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。