20話 ページ20
ー羽生sideー
＠BAR
よかった。、どうにか引き留められた。
それにしても、今日のAちゃんめちゃくちゃ可愛い。
この前町で見た時の買い物ってもしかしてこれだったのか。
そう思いながら、Aちゃんのことを見ていると、
「どうかした？」
と不思議そうな顔で言ってきた。
「今日、いつもとちょっと雰囲気違う。」
「あ、うん。一応パーティードレスって指示が来てたから。、変かな、？」
この前のぶくんが、女の子は褒めたほうが喜ぶって言ってたな。
よし。
「可愛いと思う。」
そう言うと、少し照れた様子を見せて顔をそむけた。
これは結構脈あり？
「ありがとう。お世辞でもうれしいよ。」
「お世辞じゃない。本心。ね、今度さどこか遊びに行かない？」
もう週刊誌に見られてる感覚ないし、今なら行けそう。
すると、Aちゃんは少し考え込んでから、
「いいけど、。大丈夫かな？」
と言った。
「うん。ちゃんと対策すれば大丈夫。どこか行きたいところある？」
20代後半の人たちって友達とどんなところに出かけるんだろう。
「行きたいところか、、。うーん。」
と悩み始めてしまった。
しばらく考え込んだ後。
なにか思いついたのか、スマホで調べ始めて。
「映画とかどうかな？ちょっとお金をかければ、映画館の上映室を貸切ることもできるみたいで。、そのほうが安心だよね？」
とスマホを見せてくれた。
今はそんなことができるんだ。
しかも意外と安い。
「いいね。そうしよう。」
「うん。なにか見たいのある？結構人気のやつは貸し切れなかったりもするみたいなんだけど。」
結構今色々やっているんだな。
「これは？」
かなり前からやっていた海外の恐竜の映画。多分、もうそこまで混んでないだろうし。
「いいね。私、このシリーズ大好き。」
「じゃあ、俺予約しておくね。」
「ありがとう。」
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作者名：かれん | 作成日時：2022年7月17日 15時
