Spirit of Flowers and Ice (ページ2)

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2話ページ2

「では、改めまして。広告代理店白鷗堂のマーケティング部の内田晴人です。」

白鷗堂か。広告代理店も人気な職業だよね。

マーケの人っておしゃれなお店たくさん知ってるって聞いたことあるかも。

「同じくマーケの福原拓実です。」

「スケーターの羽生結弦です。」

本当に肌がきれい。

見惚れちゃう。

「A、早く自己紹介して。」

「あ、ごめん。つい。、えっと、KASEの商品開発研究所の花咲Aです。」

「KASEの広報課の藤堂遥です。」

「同じく中条円です。」

こういうところに来る男の人ってめちゃくちゃチャラいイメージあったけど、清潔感もあるし、洋服もおとなしい感じだし、しっかりしてそう。

「じゃあ、とりあえず飲み物頼みましょうか。何飲みます？」

うーん。なにがいいかな。

あ、これ。

「私、クランベリージュースで。」

「クランベリージュース？お酒は飲まないんですか？」

「舌が子供なので、あんまり飲めないんです。」

クランベリーはぶどうの約2倍のポリフェノールを含んでいてアンチエイジングの味方。

メラニン色素の生成を抑制するアルブチンも入っているし、シミ予防や美白にもなる。

「じゃあ、私はレモンサワーで。円もそうする？」

「うん。そうする。」

「了解です。拓実はビールでいいよな。結弦はどうする？」

「アルコール飲めないから。、んー、烏龍茶にする。」

アルコール飲めないんだ。

それも美肌の秘密？

あ、でもアルコールでもワインとかは肌にいいか。

「じゃあ、注文しちゃいますね。」

「ありがとうございます。」

晴人さん、すごく気が利く人なんだろうな。

円が好きそう。

「休日はどんなことをして過ごしてるんですか？」

やっぱり、円が晴人さんをロックオンした。

「そうですね。おいしいもの食べるのが好きなんで、色々なお店行ってみたりしてますね。」

円も食べることが好きだし、お似合いじゃん。

「円さんはどうですか？」

「私も食べるの大好きです。今度美味しいお店教えてください。」

おー、あざとい。

「ぜひぜひ。今度の週末とかどうです？」

「いいですね。行きたいです。」

遥は誰狙いなんだろう。

「拓実さんはスポーツとかよくやられます？」

「え、なんでわかったんですか？」

拓実さん狙い？

意外かも。てっきり今日の合コンは羽生さんの一人勝ちかと思った。