営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

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ダンボールを開けて、

飾り付けを済まして､、店内を見れば、

うん、まぁ上出来。


うんうん、いい感じじゃん

と気分を弾ませて時計を見れば、8時半。



よし、まだ30分ある。

…えーっと、逆に何しよう


今まで忙しかったから、暇になればどうしたら良いかわからなくなる



うーん、

ぼーっとしとこ。


そう思ってカウンターに突っ伏す。






　「…サンタさん」





カウンターに付けたサンタさんの飾りが目に入って、そう呟く。


小さい頃はサンタさんにお手紙書いたりしてたっけ

それで中学生くらいの時にお母さんが使ってる入れ物から出てきてショックだったなぁ。


そういえば、いつからサンタさんは来なくなったんだろ

高校生くらいからかな？




もし、今夜サンタさんが私の元に来るとしたら､、何を願おうか。

隼は何を願うのかな？

涼太君は？

花梨さんは？


私は…、






_ﾋﾟﾋﾟ


近くに置いてある時計から音がなる。

わ、これは開店時間の5分前を知らせる音。



よしっ、気合い入れて開店しますか


外に出れば聞こえてくるクリスマスソング。



…クリスマスだなぁ




扉に付けてあるお札を"welcome"に裏返す。

今日はおまけに"merry X'mas"の文字の飾りも。




　
　
　
　
たくさんのお客さんが来てくださいますように。


隼も来てくれたりは､、しないかな


　

来てくれたなら、もれなく、

たらこパスタと私が待ってますよ。



　

店内に入って、ポインセチアが目に入る


祝福する。


なんてカッコつけてたけど、無理かもしれない。


　




やっぱり、私だって幸せになりたい。


私の幸せは､、隼といること。

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