営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

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カランカラン

何回聞いたかわからない、おなじみの鐘の音を聞きながら

外へ出て、空気をお腹いっぱいに吸い込む



ひんやりとした透き通った空気。

冬のにおい。




本日は12月25日。

朝、起きても、もちろん枕元に隼はいなくて。


でもびっくりするくらい良い目覚めで、

多分、涼太君と隼のおかげだね。




そんな良い目覚めの今日、ばりばりお仕事しようと燃えております。




昨日、涼太君が貼ってくれたらしい貼り紙を剥がして、

札をwelcomeに裏返して。



いつものエプロンを巻いて、カウンターに立つ。

…今ごろ、隼は何してるかな？

もうさすがに起きてるよね。服選んだりしてるのかな

全然わからないけど、幸せな気持ちならいいな






カランカラン


　「いらっしゃいませ」




今日が始まる。

昨日が終わって、今日が始まって、明日が近づいてくる。


1日のおわりに笑って眠れる以上の幸せはないね。


今日のおわりに私も隼も笑っていられたらいいな。





好きって伝えて、

すっきりしてしまおう。


胸の奥にうごめいてるこの何かを

吐き出して



もう、やめるの

こんな重い重い片想い。



やめてしまおう、

全部全部、終わりにしよう




それでこの友達の関係が崩れてしまっても仕方ない。

そう思うくらいにいっぱいなの。



このままじゃ、張り裂けて消えてしまいそうなくらいに

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