営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

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「も、もしもし？中川です」


涼太「あ、A？涼太です
　 ごめんね、急に電話しちゃって」


　「いや、全然大丈夫なんだけど、どうしたの？」





電話って声が近い

それに涼太君って声が綺麗だから、なんていうか､、

そういうのなしで、ドキドキしますね






涼太「いや、Aがわからずやだから」





たまに毒舌がでてくるんですね






　「え、なんで」


涼太「明日、どうするのって隼の事だよ
　 なんかLINEだったら伝わりにくいかなって思って電話した」


　「あぁ、隼は明日、花梨さんとお出かけだから」



涼太「はぁ⁉」


　「ど、どうしたの」


涼太「クリスマスまで頑張るって言ってたから
　 なんか会ったりするのかなって思ってたから

　 はぁ？花梨とお出かけってどうゆうこと？」


　「それは前々から決まっててね、
　 だからクリスマスが過ぎたら諦めようって思ってたの」


涼太「あー、そういうことかぁ」


　「うん、そういうこと」








なんか自分で話してて虚しいっていうかなんていうか

…こんなに好きなのになぁ








涼太「…それでいいの？」


　「ん？」


涼太「なんにもしないでクリスマス過ごして、
　 そんで諦めんの？」


　「そ、だね」


涼太「そっか」


　「…ごめん」


涼太「ねぇ、Aは隼の事好きなんだよね」


　「…うん、好きだよ」


涼太「そう、簡単。今のを隼に言うだけ」


　「いやいやいや、難しい難しい」


涼太「どうせ諦めんなら言ってから諦めよ
　 言わなきゃなんも始まんないよ
　 言ってからやっと片想いなんだよ」


　「どういうこと？」








涼太君の言うことは時々難しい

私の語彙力がついていけないや








涼太「んー、内緒」







で、時々イジワル。







涼太「頑張ってね、応援してるから。俺」


　「え、うん。ありがとう？」


涼太「じゃあ、おやすみ」


　「え、おやすみ」







なんか、よくわかんないけど

そうだね、頑張らなきゃね。


けど、私は､、隼の幸せが1番で。

隼の幸せは､、なんだろう



私の気持ちはどうなるんだろう

私が好きと言ったらどんな顔するんだろう




…嬉しそうな顔は浮かばない








　


"言ってからやっと片想いなんだよ"


涼太君、やっぱり難しいです。

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