営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

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カランカランの鐘を鳴らしながら

誰もいない店内に入る。


ただいま

って呟いてみるけど勿論"おかえり"なんていう返事は返ってこない



自分で手を繋いでみれば右手だけが暖ったかくて

さっきの出来事は夢じゃないんだって



トントンと階段を上がってベットに飛び込む


私、涼太君に告白された､、


なんで私なんかの事を好きになってくれたのかな

なんて考えようとしても、わかる訳もなくて、



そして頭に浮かぶ隼の顔。

…そういえば私、なんで隼の事好きになったのかな


それすらもわからない


　

けど、傍にいたいって思う。

顔を見たいって思う、

逢いたいって思う､、





ねぇ、隼、

逢いたいよ。

　



　



こうやって私が隼の事を想うのと同じように

隼も花梨さんの事を想ってるの？


…嫌だなぁ
　






そんな風に

涼太君と隼と花梨さんの事を延々と考えながら


お風呂に入って、着替えて、歯みがきをして

布団に潜り込む。






　

そうしたら、いつもならすぐに寝ちゃうのに

今日は眠れなくて､、


ずっと隼の事考えちゃう。



こんなに考えてるんだから、テレパシー的なもので

"好き"って隼に届いたりしないかな


…そんな事があったら誰も苦労しないか､、








…寝なきゃ、

明日も仕事だし、


クリスマスイブだからいつもよりもっと忙しくなるかな





　





　


…そう、明日はクリスマスイブ。

聖なる夜が訪れる日。

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