3年A組隼人が好き。 (ページ21)

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名乗り出ろページ21

You side

『名乗り出ればいいんでしょう…？澪奈の悪口を言った犯人が。』

名乗り出れば、
みんなが死なないで済む。

諏訪「早く名乗り出なさいよ。」

結城「早く言ってよ！誰か分かんないけど、あんたが言えば生きれるんだから！」

茅野「…私です。」

『えっ…？』

茅野「私が犯人です。」

柊「そうか…なら、パスワードはなんだ。」

パスワード？

柊「このコメントを、本当に茅野が書いたなら…パスワードが分かるはずだ。」

茅野「……それは…」

宇佐美「フッ…何、みんなを庇ったわけ？」

『香帆…』

宇佐美「私が言えば、みんなは死なないって？バッカじゃないの。」

『香帆…どうしたの…』

宇佐美「ごめん、A…。そのコメントを書いたのは、私。」

柊「大当たりー。」

あたしは、泣きそうになった。
まさか…香帆が犯人だったなんて…。

茅野「なんで……なんでよ…」

宇佐美「元はと言えば、あんたのせいでしょ！？私の澪奈を奪ったんだから！！」

茅野「えっ？」

宇佐美「友達は、私だけのはずだったのに…あんたが邪魔したから、澪奈に腹が立った。」

茅野「……そんなの…。」

宇佐美「友達はいくらでもいた…Aだっていた。でも、私は澪奈に腹が立って、仕方がなかったの！！あんたのせいで！！」

茅野「そんなの…言ってくれればいいじゃん！」

宇佐美「言って何になんの！？あんたは、離れたの！？」

茅野「離れたよ！」

宇佐美「絶対離れないよ！！」

茅野「離れたよ！言ってくれたら…死ぬなら…離れたよ。」

香帆は、その場で泣き崩れた。

そして…8日目の先生の授業が終わった。

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