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そんな感じでこきを使われ続けたある日、

跡部先輩がトーナメント抽選会とやらで部を空ける日が来た。






キタコレ。






私の時代キタコレ!!






と、浮かれたのもつかの間。






「何言ってやがる。お前も来るに決まってるだろ」






「え? いや、だって樺地くんが行くなら

私要らないじゃないですか。

お世話係要らないじゃないですか」






「だから。樺地は俺様のマネージャーじゃねーんだよ。

それに、俺がいない部活に行ってお前は何をするつもりなんだ」






「……たしかに」






「明日朝迎えに行くからな。寝坊するなよ」






「……わざと寝坊しようかな」






「なんだ、Wake up callでもして欲しいのか?

お望みならしてやってもいいぜ。あーん?」






「嘘です。起きます。

ちゃんと起きるんで絶対にやめてください」






死にたい。






もう嫌だ。






早く全国大会終わってくれ。






早くこの地獄のような生活から解放させてくれ。






跡部先輩が帰った後、元々子もないことを思い始めた私が

部室で屍と化していると自主練を終えた宍戸先輩と鳳くんが

部室に戻ってきた。






「お、なんだ。まだいたのかお前」






「……あぁ、お疲れ様です。

すみません、お着替えですよね。もう外出ます」






「……大丈夫? A」






「……まぁ、辛うじて生きている状況かな」






「いや、そこまで嫌なら

なんでマネージャーやるなんて言っちまったんだよお前」






「……分かりません。もう何も分かりません」






「……A、ちょっといい?」






「うん?」






宍戸先輩が呆れている横で私を手招きした鳳くんは

戻ってきたばかりの部室を出ていった。






不思議そうな顔で交互に私達を見る宍戸先輩の横をすり抜けて

彼の後を追えば部室棟を出て少し歩いたところで鳳くんが振り返った。






「全国大会、終わったらどうするの?」

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設定タグ:テニスの王子様 , 氷帝学園 , 跡部景吾   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 財堂若也さん» 応援コメントありがとうございます! 一応ラストスパートかけているつもりですが文章力と発想力が乏しくオチを見失いかけておりますw あと2シーズンくらいは要するかもしれません…すみません…気長に見ていただけると幸いです… (2020年12月31日 20時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - ラストスパートかかってきた感じですか?更新頑張ってください! (2020年12月31日 19時) (レス) id: 7fa4fbfbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2ytluvuusham081 | 作成日時:2020年12月29日 12時

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