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ページ45

熟読より速読派。






漫画も完結していない作品は見たくないタイプ。






つらつらと戯言に近い言葉を並べれば

珍しくまともな事を言う跡部先輩の癪に

いやに触ってしまったらしい。






そういえばこの人そっち系だったわと

堰を切ったようにモーツァルトの魅力について

語り始めてしまった跡部先輩を見て嘆いた。






無理無理、どれだけ説明されても私には理解出来ん世界だって。






余計なことを言ったと彼の言葉を右から左に受け流した。






この際トイレにでも逃げてしまおうかと思い席を立つ為に

視線を前に向けたと同時にハッとした。






なんで私、跡部先輩の手握ったままなの。






彼を問い詰めることに夢中になりすぎて、

離すことをつい忘れてしまっていた。






衝撃的な事実に気づき、半ば捨てるように彼の手を離した。






「ちょっと」






「あん? なんだよ、まだ話の途中だろうが。

水を差してくるな」






「いやもうそんなのどうだっていいです。

そんなことよりなんで言わないんです、先輩」






「なんでって何がだ」






「とぼけないでくださいよ。

なんで手離さないんですか。気づいてたでしょ絶対に」






「いや、俺は何もしてねぇだろ。

勝手に離さなかったのはお前じゃねぇか」






「かもしれないけど、手離せくらい言うでしょ普通。

何されるがまま掴まれてるんですか」






「だから俺は聞いたじゃねーの。

本当は行って欲しくないんだろって」

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設定タグ:テニスの王子様 , 氷帝学園 , 跡部景吾   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 時雨さん» 右隣の男子が予想外に気にかけられすぎてて困惑しておりますww 高評価までありがとうございます…! お陰でノリノリに更新欲が湧いてきました! 頑張ります! (2020年12月16日 22時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 優さん» 右隣の男子は消えたりなどしないよ…ってことですねwwもちろん一番右側の☆押しておきました!! (2020年12月16日 19時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます! なによりの励みになります!! 右隣の男子は……神隠し、ばいね……(今後本編で明らかになる……かも? それまではご想像にお任せしますww) (2020年12月16日 5時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白くて一気読みしちゃいました!!これからも更新頑張ってください、楽しみにしてます!!右隣の男子はどこへ…? (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年12月3日 18時

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