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いや、気になるって言ってんじゃんよ。
なんだか知らんが優しい顔をして見つめてくる跡部先輩に
出来る限り体を捩って背を向けた。
そんなに見られていては、美味しいものも味がしない。
そうして顔を上げた先に鳳くんの姿が見えた。
私に気づいた彼はニコニコしながら近づいてくる。
「鳳くん！」
「もう食べてるの？ 早いね、A……って、ふはっ」
「何笑ってるの？」
「口にソースついてるよ」
そう言って、私の口を自分のトレーに乗っていた
紙ナプキンで拭ってくれた。
やだもう、優しい。
そして、恥ずかしい。
彼に拭われた口に触れて俯けば、
カタン、と隣の椅子を引いた鳳くんは腰を下ろした。
それを見て、更に上がる口角。
やばい、ニヤける。
「Aは本当に好きだね、ハンバーグ」
「うん、大好き」
鳳くんのことがね。
だなんて、言えませんけどね。はは。
私の心の声が聞こえない鳳くんは
律儀にもいただきますと手を合わせた。
もう、そういうところも好き。
「おい」
なんて、喜びに浸っていたその時。
背後からドスの効いた黒い声が聞こえた。
まずい、浮かれすぎてその存在を忘れていた。
恋は盲目、ってか。
「えっ、あ……跡部さん……こんにちは……」
彼とて、漸く後ろの男の存在に気づいた様子。
って、気づいてなかったの？
真後ろにいたのによく気づかなかったなと
顔を引き攣らせた鳳くんを眺めた。
「何勝手に座ってんだ、鳳」
「あ、いや。Aが1人で食べてるのかと思ってつい」
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優(プロフ) - 時雨さん» 右隣の男子が予想外に気にかけられすぎてて困惑しておりますww 高評価までありがとうございます…！ お陰でノリノリに更新欲が湧いてきました！ 頑張ります！ (2020年12月16日 22時) (
レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 優さん» 右隣の男子は消えたりなどしないよ…ってことですねwwもちろん一番右側の☆押しておきました!! (2020年12月16日 19時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ なによりの励みになります！！ 右隣の男子は……神隠し、ばいね……(今後本編で明らかになる……かも？ それまではご想像にお任せしますww) (2020年12月16日 5時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白くて一気読みしちゃいました!!これからも更新頑張ってください、楽しみにしてます!!右隣の男子はどこへ…？ (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2ytluvuusham081 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/
作成日時：2020年12月3日 18時
