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「学校休みなのにわざわざありがとう。
遠かったでしょ、ここまで」
「あ、いや。一瞬だったよ……ロールスロイスだったから」
「ん? なに? ロールスロイス??」
「ううん。なんでもない。
それよりこれ、差し入れ。良かったらどうぞ」
「え、いいの? ありがとう!
なんかごめんね、気遣わせちゃって」
「手ぶらでくるのもあれかなって思って。
何がいいか分かんなかったからただのゼリーだし、
全員分は流石に持って来れなかったからレギュラー分しかないけど」
「いや、嬉しいよ!
本当にありがとう。頑張るよ!」
はぁ。もう。好き。
こんなんで彼の笑顔が見られるなら私はいくらでもゼリー献上する。
自分のお小遣い使い果たしてでも献上する。
悶え苦しむ私を後目に、先輩達に名前を呼ばれた鳳くんは
もう行かなきゃと私の渡した手土産を握り直した。
そして一度走り出した体を止め振り返ったかと思えば、
何かに気づいたように私に歩みを寄せて
少し身を屈めた鳳くんはコソッと耳語を放つ。
「跡部さんだけじゃなくて、
ちゃんと、俺達の試合も観てってね」
イタズラに笑った鳳くんは内緒だと言わんばかりに
唇の前に人差し指を立てて走っていった。
「全力で応援、させて頂きます……!!」
棒立ち赤面でひとりごちた私を残して。
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優(プロフ) - 時雨さん» 右隣の男子が予想外に気にかけられすぎてて困惑しておりますww 高評価までありがとうございます…! お陰でノリノリに更新欲が湧いてきました! 頑張ります! (2020年12月16日 22時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 優さん» 右隣の男子は消えたりなどしないよ…ってことですねwwもちろん一番右側の☆押しておきました!! (2020年12月16日 19時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます! なによりの励みになります!! 右隣の男子は……神隠し、ばいね……(今後本編で明らかになる……かも? それまではご想像にお任せしますww) (2020年12月16日 5時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白くて一気読みしちゃいました!!これからも更新頑張ってください、楽しみにしてます!!右隣の男子はどこへ…? (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/
作成日時:2020年12月3日 18時