検索窓
今日:25 hit、昨日:21 hit、合計:93,294 hit

ページ20

「ん? それどういう意味?」






「いや、玉の輿かと思って。いいところ手出したわね。

どうやって落としたんだか知らないけどそのまま頑張んなさいよ」






「誰が玉の輿だ!!

私は跡部先輩とそういうんじゃないんだってもう!!

お母さんと一緒にしないで!!」






「照れちゃってまぁ。

大丈夫よ、お父さんにはまだ言わないでおいてあげるから」






「いや、いいよ別に。寧ろ言って欲しいよ。

流石の跡部先輩もお父さんに怒られれば諦めてくれるよ絶対」






「何言ってんのもう。

あんな見掛け倒し大企業の役員ごときの男が、

怒るどころか跡部君に頭なんか上がるわけないでしょうよ」






「見掛け倒し大企業って……

仮にも自分の夫をなんて言い方するんだ……

お父さんが可哀想で仕方ないよもう……」






「ほら、そんなのどうでもいいから早く行きなさいっての。

あんまり待たせんじゃないよ跡部様を」






やたらと目立ちたがりな跡部先輩は

保護者界でもその名を馳せているようで。






ふざけ半分で言ったであろう跡部様発言に顔を顰めた。






何故私の周りの人間はこうも話を

聞いてくれないんだろうかと頭を抱えながら外へ出た。






黒塗りのロールスロイスに背を預け腕を組んでいた跡部先輩は

見送りについてきた母親を見た瞬間

バッとその姿勢を崩し凛と立った。






いつもは見送りなんか絶対しないくせに……






「おはよう、A」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:テニスの王子様 , 氷帝学園 , 跡部景吾   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 時雨さん» 右隣の男子が予想外に気にかけられすぎてて困惑しておりますww 高評価までありがとうございます…! お陰でノリノリに更新欲が湧いてきました! 頑張ります! (2020年12月16日 22時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 優さん» 右隣の男子は消えたりなどしないよ…ってことですねwwもちろん一番右側の☆押しておきました!! (2020年12月16日 19時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます! なによりの励みになります!! 右隣の男子は……神隠し、ばいね……(今後本編で明らかになる……かも? それまではご想像にお任せしますww) (2020年12月16日 5時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白くて一気読みしちゃいました!!これからも更新頑張ってください、楽しみにしてます!!右隣の男子はどこへ…? (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年12月3日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。