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✩.*˚



「だから!! そうじゃなく!!
普通に考えて主人のベッドで
一緒に寝る馬鹿がどこにいるってんだよ!!」

「えぇ……じゃあどこで寝ろって言うんです……
嫌ですよ私床とか……」

「知らねぇよ!! 御託はいいから出ていけ!!」

「えーもう。そんな気になることですか?
それとも恥ずかしがっちゃってんのもしかして?
やだ、やっぱり童貞?
女喰いまくってますみたいな顔して経験浅いのまさか??」

「……」





 しんどい。

もうしんどい以外の言葉が見つかんねぇよ。


仕方ねぇ。少しやり返してやるか。



 ベッドの中から出ていく様子のない彼女の両腕を掴んで
その体を組み敷いてやればみるみるうちに目を見開いた彼女は
初めて無表情を崩した。

それを見て、ゾクッと何かが背筋を這ったのを感じる。


性的欲求をぶつけたいとかそういうことでは無いが、
余裕の仮面が剥がれた彼女に少しばかり優越感を抱いた。





「え、ちょ、なに、急に」

「いや? 俺様の事を童貞だなんだと言うんなら
その身体で確かめさせてやろうかと思ってな」

「……私を、抱きたいってことですか?」

「いや?
お前みてぇなクソガキにこれっぽっちも興味なんざねぇが
あんまりに調子乗ってるようなら相手してやってもいいぜ」

「なるほど。なら、抱いてください」

「……は?」

「だから、抱いてくれって言ってるんです。
最初見た時から、思ってたんですよね。
こんな綺麗な男の人になら1回くらい抱かれてみたいなって」

「……本気で言ってるのかお前」

「もちろん。
あっ、でも……私、その、実は、初めて、なんです。
だから……痛く、しないで、欲しいな……?」

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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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