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✩.*˚



 分かったら、二度と私には会いに来ないでください。


意味が分からなかった。

完全に雌猫の意味を履き違えていると思った。


でも何故か、笑ってしまった。


この俺様が雌猫の女にこの上ない非礼を浴びている。

周りが目を見張るほど、
あの忍足が言葉を失うほどの。


なのに、自分には会いに来るなと言った、
彼女の言葉がどうしようもなく滑稽だった。



 きっと、俺の腹案を読みきった故のものでは無い。

ここ数日の俺の言動を制御しようとして出た言葉だ。


これ以上、自分に踏み込んでくるなという、
お前と馴れ合うつもりは無いという彼女なりの警告ってとこか。


でないと、仕事が成り立たなくなってしまうから。

ただの信頼関係だけでは済まなくなってしまうから。


本物の雌猫に、なりたくないから。



 仕事に一貫する彼女の姿勢にまた信頼が募る。

同時に、その信頼を崩してやりたくなった。


初めて勝機が見えたことに喜びを感じた。



 休憩時間の終わりを告げるチャイムが鳴る。

返事の代わりに、彼女の頭を雑に撫であげて教室を出た。



 二度とそんなことが言えないくらい惚れさせて
散々に振り回してやろうと思った6日目はこうして幕を閉じた。





Day6 Winning opportunity【勝機】

■Day7 Limited information→←↓



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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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