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✩.*˚



 本当に馬鹿な女だ。

いつだってそう従順なら、可愛がってやるのに。


そんなこと、本当は微塵も思ってもない癖に
勝手に口はそう告げていた。





「お戯れも程々にしてくださいな、跡部様。
私はいつでも従順ですよ、貴方になら」

「そうか。じゃあ次の休み時間からはお前が俺様の教室に来い」

「……どうして、です?」

「どうして? なんだ、嫌なのか」

「い、いえ、そうじゃなくて。
なんで、私に来て欲しいのかなって」

「お前といたいからだ」

「へっ……?」

「お前と、1秒でも長く一緒にいたい。
この理由じゃ不満か?」

「嘘、だ」

「嘘じゃねぇよ。俺は本気だ」





 物は言い様。

俺は嘘なんか、ついてないぜ?

今日は本気で、お前の時間を1秒でも
長く奪ってやりたいと思ってるんだからよ。


勝手に言葉が飛び出たさっきとは違って
これは心の中に留めておく。


さぁ、どう答えるんだ。雌猫さんよ。





「なら、嫌、です」

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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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