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✩.*˚



「……はっ?」





 俺の想定の範囲外の答えを突いてきた彼女に
思わず時を止めて俺の横に立つ彼女の顔を見上げた。


前に向けていた視線を少しだけ落として
横目で俺を見た彼女はやっぱり無表情で、感情が読めない。


今の、どういう意味だよ。





「まぁそんな冗談はさておき。今日もお疲れ様です、景吾様。
ゆっくりおやすみになってくださいまし」





 困惑する俺をおいて部屋を出ていこうとする
彼女から言われた言葉で先程の言葉の真意がからかいだと気づく。


くそ。

どこまで俺を馬鹿にしやがれば気が済むんだ。



 まぁ、仮に好きになってたところで
仕事さえちゃんとしてくれりゃそれでいい訳で。

なんなら、俺様に惚れねぇ方がおかしい話かと鼻で嘲笑ってやれば
あ。と思い出したように声を漏らして彼女が振り返った。





「でも、テニスをしている貴方は、とてもかっこよかったです」





 危うく、本物の雌猫さんになっちゃうところでした。


捨て台詞よろしくしゃあしゃあと言葉を置いてった彼女が
パタン、と閉めた扉を茫然自失に眺めた。


意識を取り戻し、彼女の言葉を咀嚼し終えれば
嘲笑でも、苦笑でもない純粋な笑い声が勝手に飛び出して。



 苛立ちとは似ても似つかない
何かがひとつだけ積まれた4日目はこうして幕を閉じた。





Day4 Change【変化】

■Day5 Quibble→←↓



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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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