↓ ページ25
✩.*˚
「!?」
背の方から聞こえた女の声に体が飛び上がった。
淡々と声を掛けてきた女はそんな俺を気にもしていない様子で
じっと俺の手に握られた紙を見つめていた。
「何故いるんだ、お前。どこから入った」
「どこから、って。そんなの扉から以外ないでしょうよ」
「なら、質問を変える。一体いつ入ってきたんだ」
「景吾様がここに入った時に一緒にお邪魔しました」
「……そうか。ただ、生徒会室は一般生徒は立入禁止だ。
分かったら今すぐ出ていけ」
「いえ、そういう訳にも参りません。
今の私は一般生徒ではなく、景吾様のBGですので」
「屁理屈なんざ聞きたかねぇんだよ。
いいから出ていけよ。生徒会業務の邪魔だ」
「ハッ、今の今まで私の存在にも気づいてなかった癖して
業務の邪魔だなんてよく言えたもんだな」
「だからタメ口を利くんじゃねぇよ」
「あ、じゃあ、こっちの方がいいですか? 跡部様ぁっ」
「死ね」
27人がお気に入り
「テニスの王子様」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/
作成日時:2020年11月22日 11時