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✩.*˚



 うるせぇだの、お前と一緒にすんなだの
否定の言葉が飛んでくると思っていただろう忍足は
一語と共にその笑みをスンと消した。


別に彼の思惑を読んで反抗してやろうと思った訳では無い。

寧ろその逆。

単純に、彼の言葉に同意しただけのこと。





「おい、お前。名前はなんだ」

「……へ、!? わ、わ、私ですか!?」

「お前以外に誰がいるってんだ」

「え、そ、なっ、なんで私の名前なんて聞きたいんですか跡部様!!」

「なんでって、別に理由なんかねぇよ。
知りたいと思ったから聞いた。それだけだ」

「……え? どないしたん景ちゃん……惚れてもうたんかまさか」

「ばーか、違ぇよ。
……まぁ、でも。この先どうなるかは、あいつ次第じゃねーの」

「は? 嘘やろ。ほんまに言うとんの自分それ」

「あぁ。なんだ、何か問題でもあるのか」

「……いや? 良かったなぁ自分!
憧れの跡部様のお眼鏡に叶ったらしいで!」

「え、え!? お眼鏡って、えぇ!?!?」

「いいから、さっさと名前教えろ。俺様は暇じゃねぇんだ」

「あ、えっ、その!」

「ふは、緊張しちゃってまぁ。ほんま初心やねAちゃんは」

「……Aちゃんだ?」

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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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