検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:30,559 hit

ページ20

✩.*˚



 いい加減めんどくせぇなと一旦彼から離れコートを出れば
何故か隣を歩き始める忍足に無駄にひとつ苛立ちが重なった。





「おい、何ついてきてんだお前」

「え? いや、どこ行くんかな思て」

「どこでもいいだろ。今すぐコートに戻れ」

「ほな、どこ行くんよ自分は。それ聞いたら戻るわ」

「なんでお前にいちいち言わなきゃいけねぇんだよ。
そんな義務ねぇだろうが」

「アホか自分。そういうことちゃうやろ。
どのくらいで戻ってくるかくらい教えや。
次のメニューやって後がつかえてんから」

「……トイレだよトイレ。分かったらついてくるな」

「……へぇ。トイレならこっちの方角とちゃうんやないの?
わざわざ遠い方のトイレ使う意味はなんなんよ」

「俺様の勝手だろそんなの。
それより、理由言ってやったんだから約束通りコート戻れよ」

「なら、その理由聞いたら戻るわ」





 ダルい。ダルすぎる。

なんたってこの男はこんなにめんどくせぇんだ。

いつももっとドライな癖して、
なんでこういう時だけはやたらと突っかかってくんだよコイツ。



 まぁ、無視してりゃそのうち諦めて戻んだろ、と軽く考えて
そっぽを向きながら歩みを進めていると
突然正面から後ずさりするほどの強い衝撃を受けた。

↓→←■Day3 Reluctance



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。