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✩.*˚



 俺の為に後部座席を開けた彼女の行動と言葉があべこべすぎて
なにからツッコんでいいか分からなくなった俺は
黙って車に乗り込んだ。


そしてさも当たり前のように
隣に乗り込んでこようとした女を追い出したはいいが、
屋敷に着くや否やお帰りなさいませと言葉を放つ
使用人達に混じって頭を下げていた
彼女の姿を見た時にはもう俺の頭はおかしくなりそうだった。


発狂したい気持ちを抑えて出てきたディナーを前に
彼女の言動に振り回されたお陰で最早忘れかけていた
ポテトチップスの存在を思い出して傍にいた使用人に
声を掛けたが予想外の俺の言葉に顔を引き攣らせていた。


その顔を向けられることにも若干の苛立ちを覚えたが
彼女の影響と思われるのも癪だなと
俺の先程立てた仮説を包み隠さず話せば
大変申し上げにくいのですが、の後に告げられた使用人の言葉に
逆に俺の顔が引き攣った。



言わずもがな、ポテトチップスにそんな力はない、である。



 いつまで経ってもあの女の事は信頼なんか出来なさそうだと
早々に諦めの感情を抱いた2日目はこうして幕を閉じた。





Day2 Misunderstanding【勘違い】

■Day3 Reluctance→←↓



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作者名:2ytluvuusham081 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/  
作成日時:2020年11月22日 11時

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