No.66 ページ26
少しして、
待つのに飽きてきた四葉さんが
壁をよじ登ろうとしていたら
さっきの警備員の方が戻ってきました。
警備員「あったあった!
.....君たち本当にお嬢さんの友達かい?」
来客リストと思われるその紙を見て
信じられないとでも言うような顔で
そう聞いてくる。
『そうですが、何か問題が?』
警備員「いやっ、それだったらいいんだ。
あ、ほら、入っていいよ。」
『.....失礼します。』
警備員「この道まっすぐ行ったら
分かれ道を左にその後はまっすぐ進むんだ。
着いたら入り口に使用人がいるから
声を掛けてくれとのことだよ。」
『ありがとうございます。』
「おっさんまたな。」
警備の方が驚いたのは何故なのかと
考えながら屋敷の道を進む。
隣を歩く四葉さんは何を考えているのか
.....いや、何も考えてないんですかね?
ってかこれホントに家なんですか?
文化財とかじゃ.....
とにかく、むやみやたらに
物に触らないようにしましょう。
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作者名:れたす | 作成日時:2016年12月25日 10時