Caramel×Pudding Part２ -四葉環- (ページ24)

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No.64 ページ24

一織 Side

『四葉さん。帰りますよ。』

「.....ん？あぁ、もう放課後か。」

『ずっと上の空でしたね。』

「.....なぁ。いおりん。」

『はい？』

「俺、わかんねえ。」

『.....と言いますと？』

「なんで、泣いてたんだ。

俺、悪いことしてねえよな。」

『.....例え四葉さんが良かれと思ってした

あの行動が、された相手にとって

嬉しいと思うかと聞かれたら

私にはわかりません。』

「.....なんで？」

『アレを作ったのは四宮さんであって

私じゃありません。

だから、私にはわかりません。

それに、』

「.....？」

『泣いていた理由なら

本人に聞きに行けばいいんじゃないですか？』

「.....そっか。いおりん行こ。」

『四葉さん、行くってどこに行くんですか。』

「.....どこにいるかな？」

『.....はぁ。ちょっと待っててください。』

行かないとか言い出さなくてよかったです。

これで寮に帰るとか言い出されたら

今後の学園での私達の安息の地が

無くなりますからね。