男性恐怖症の治し方

4　大我side ページ8

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夜に渡辺先生からLINEが来て、朝音楽室に来るように呼び出されたからいつもより早起きをして大学へ向かう
　
　






　
渡「悪いなちょっと相談があって呼んだんだよ」
　
　
　

渡辺翔太先生、２年前までこの六石大学の音楽表現学部に所属していて卒業をしてここの先生をしている
　
　


　
京「それで相談ってなんですか？」
　
　


渡「今年度入学してくるやつなんだけどな、あの有名な白雪高等学校って知ってるか？」
　
　


京「確か女子校ですよね？中高一貫の」
　


　
渡「そうそう。その学校から今回推薦で音楽表現学科にくる子がいるんだよ。その子の歌声が本当に素晴らしいんだけど問題があるらしくてな」
　
　


京「問題ってなんですか？」
　
　









渡「男の人が苦手らしい」
　
　
　
　
　
　
　





　
　
はぁ？男の人が苦手ってなに？
　



わざわざそれを言うためだけに朝早く呼ばれたの？
　
　
　
　

　
　
渡「この音楽表現学科で秋にミュージカルをやるでしょ？男の人との絡みもあるから慣れておかないとと思ってさ」
　
　



京「それでなんで俺を呼んだんですか？」



　
　
渡「音楽表現学科で一番女性っぽいのが京本だから行けるかなって思った。それだけ」
　
　
　
　





　
　
なにそのあざとい言い方！可愛くないからね！
　
　



口をアヒル口みたいにしてるけどかわいくないから！
　
　
　



　
　
渡「その子の名前は阿部Aって言うんだけど…」
　
　
　
　
　





　
　
　
〜校内放送〜
　




『渡辺翔太先生至急職員室にお戻りください』
　
　
　






　
　
渡「やばい！呼ばれた。ということでよろしくな！」
　
　
　
　




　
　
渡辺先生は颯爽と行ってしまった。
　
　



　
俺も入学式に参加しないと行けないから音楽室を出て体育館に向かっていると目の前に小さい女の子が下を向いて落ち込んでるというより困ってるのか？
　
　
　









　
京「ねぇ？どうしたの？」
　
　
　
　





　
その女の子は顔を上げると、目が丸くなったと思ったら次は驚いた顔をしてまた下を向いてしまった。
　






　
　
　
　
なに？！このかわいい子は！

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