男性恐怖症の治し方

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星の嘘つき。


　
絶対に迷子にならないよって言ってたじゃん。
　


私迷子の常習犯だよ。
　
　



　
そんな事を思って歩いても402の教室には着けず、そして運が悪いことに男の人の集団がこちらへ歩いてくるのを見てもっと心細くなり下を向いて歩いてると
　
　
　









　
？「ねぇどうしたの？」
　
　
　
　


　
女の人のような声だから顔を上げると、金髪の髪型にきれいな顔をしている女性…？
　
　






ん…よくみると男性？！





女性みたいに綺麗だけど男性だと分かってしまい、男性恐怖症が爆発して下を向き泣きそうになる。
　



　
それを見ていた前の人は慌てて
　
　



　
？「ごめんね！え…なんで泣いてるのー！」
　
　
　



　
亮平にぃとその友達以外の男の人と話したりするなんて何年ぶりだろうと思いながらヒクヒクしていると
　
　



　
？「もしかして新入生かな？迷子になっちゃったの？」
　
　
　




　
何かを察したのか、私が迷子という事に気づいてくれた前の人。
　
　




とりあえず頷くと、プリント見せてとプリントを覗いてくる。
　
　




　
？「402教室に行きたいんだね。案内するから泣かないで？」
　
　




そういうと行くよといい私の前を歩いてくれる前の人
　




　
男性恐怖症だけど402教室に行きたいから付いていくとあっという間に着いた。
　
　
　




　
？「はい！ここが402だよ。だからもう泣かないで」
　
　


　
と言ってハンカチを渡してくれたが自分のハンカチで涙を拭いた
　
　
　



それを見て驚いた前の人は失笑すると
　
　




？「えっ、そんなに嫌だったの？なんかショックだけど…友達になりたいから名前教えてくれる？」
　



　
と言ってきた。けど教えたくないし、話したくないし、友達にもなりたくないから頭を下げて教室の中へ入ろうとすると腕を掴まれ、驚いて振り返ると
　
　
　



　
？「俺の名前は、京本大我！君は友達になりたくなくても俺は友達になりたいから！また会えたら教えてくれる？」
　
　
　
　









　
そんなこと言われても男性恐怖症の私はその手を振り払い頭を下げて教室の中へ入っていった。

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