2話 ページ4
｢ついてこい｣と言われ、宮殿内を歩くこと数十分……
流石に広すぎませんか？
赤いカーペットが敷かれた廊下を見渡しても終わりが見えない。
貴｢ここ、凄く広いんですね。｣
ｴﾝ｢ん？ああ、そうだな。俺の持ってる宮殿で1番ここが広いからな。｣
貴｢へぇー、そうなんですか。｣
ん？俺の持ってる宮殿？え、その言い方だと他にもあるのか？
お、王様凄い……
ｴﾝ｢A、妖怪名ってのはな、妖怪にとって大切なもんなんだ。まあ、妖怪市役所の役員が適当に決めるんだけどな。でも、妖怪名を持たないとその妖怪は数日で消えてしまう。だから必要なんだよ。｣
貴｢そうなんですか…｣
市役所の役員に勝手に決められるのね…
消えるのは嫌だから、私に残された選択肢は一つだけ。
ｴﾝ｢そろそろ玄関だ。ここからは車で移動だぜ。｣
エンマ大王がそう言うと同時に、長いリムジンが目の前に現れる。
ｴﾝ｢乗れ。行き先は妖怪市役所だ。｣
高級感溢れる高級車についついボーッとしてしまった。ダメダメ。
大王なんだし、そりゃ大金持ちでも別におかしくない。
……大丈夫かな。私。
不安は色々とあるが、とりあえず目の前に差し伸べられた手を掴んでリムジンに乗り込んだ。
ｴﾝ｢そう言えば、お前なんで妖怪市役所に行ってねぇのに妖怪なんだ？｣
貴｢え？｣
確かにそうかも…。
私が気付いた時にはもう妖怪で、というか転生したら妖怪になるっておかしくない？
ｴﾝ｢自分でも分からないって顔だな…｣
貴｢うぅ…｣
ｴﾝ｢妖怪ってのはそもそも妖怪市役所に行ってから、そこで手続きをしてから人間の霊が妖怪になるんだ。｣
ｴﾝ｢お前の場合は、気がついたら妖怪だった。お前には欠けている記憶があるんじゃないかと俺は思ってる。妖怪市役所無しで、妖怪にはなれないからな。｣
貴｢私の……欠けている記憶……｣
だとしても何故私が……
妖怪市役所に行った記憶も無いし、妖怪になった記憶も無い。
ｴﾝ｢とにかく、妖怪市役所に問い合せて聞いてみるしかねぇな。そろそろ着くぞ。｣
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どうもこんにちは！作者の龍己です。
2話の貴女も言ってましたが、何故転生先が妖怪なのか…
色々とムチャクチャなのでそこは見て見ぬ振りをお願いします汗
今後の話に影響が響くようなら、設定を変えるかも知れません。
今はとりあえず、応援よろしくお願いします！(*´ω｀*)
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龍己(プロフ) - サクヒさん» 好評&登録&応援ありがとうございます！(*´∀｀*)まだまだ初心者ですが、暖かい目で見守って下さると嬉しいです笑 (2018年7月8日 1時) (
レス) id: b3df7f8597 (このIDを非表示/違反報告)
サクヒ(プロフ) - 好評＆登録しました！かんばってください応援してます！(*^^*) (2018年7月8日 1時) (レス) id: 86e928f543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍己 | 作成日時：2018年7月8日 0時
