乗っ取り？絶対来るとこ間違えただろ。【刀剣乱舞】 (ページ11)

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乗っ取り１０ページ11

『････さてと』

大和守によると、みんなはちゃんと作戦通りにやってくれてるらしい。

殺気が隠せてないやつもいるらしいが、見習いがバカなおかげで気付かれていないとか。

「もう！あんな穢れた霊気浴びてたら吐きそうだよ！」

「全くだ」

「鶴さんも可哀想にな～」

『何故お前らがここにいるのか聞いてもいいか？』

いや本当に不思議なんだが。

何で伊達組(鶴丸を除く)が私の部屋でくつろいでるんだ。

しかも燭台切に至っては、見習いの元に居るんじゃなかったのか。

「最初は相手してたんだけどね。あまりにも見習いの霊気が気持ち悪くって･････鶴さんに任せてきちゃった☆」

『いや「来ちゃった☆」じゃないだろ』

「大丈夫だよ！あの人間に構ってるのは鶴さんだけじゃないし。････それに、ねぇ」

「なー？」

「･･･････ふん」

『え？な、なに？』

燭台切と太鼓鐘は見つめ合って笑っているし、大倶利伽羅も少し機嫌が良さそうに笑ってる。

「普段、あんなに主にベッタリなんだからこれくらい安いよね。むしろ当然って感じかな」

「だよなー！これを機会に主を奪っちまう･･･ってのもありだよな！」

「奪うも何も、こいつは元から俺の女だ」

「相変わらずだね、加羅ちゃんは････」

････なんか、みんな変わらなくて安心するな。

見習いのことでイライラしてた心も、少し落ち着いてきたかもしれない。

『･････ありがとうな、三人とも』

「いやいや、俺はみっちゃん達についてきただけだから礼は二人に言ってくれよ！」

「別に礼なんて･･･ああ、どうしてもって言うなら主が欲しいな♡」

「おい光忠、調子に乗るな。････が、俺もあんたが欲しい。礼ならそれでいい」

『ホントお前達はブレないな』

.

.

.

.

「あ、光忠いたぁ♡」

「げっ」

隣で小さく太鼓鐘が呟く。お口をミッフィーしなさい。
燭台切、あからさまに睨むな()

「･････何か用？」

「夕食は私の好きな物作ってくれるんでしょ？もうすぐ時間だから行こ？」

「･･････････主との時間を邪魔するなんて････････」

「え？何か言った？」

「ううん、何でもないよ。行こっか」

じゃあね、と燭台切は私以外に挨拶して行ってしまった。

「あの女、笑ってたぜ。はぁ～･････首落としてぇ」

「おい、さっさと暗殺の命を出せ」

『出せるわけないだろ落ち着け』