乗っ取り？絶対来るとこ間違えただろ。【刀剣乱舞】 (ページ13)

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乗っ取り１２ページ13

色んな刀が心配して見に来てくれるのは嬉しいんだけども････。

なんというか、非常にめんどくさい状況にもなるのです。はい。

え？いつもとキャラが違う？

考えてもみろ、イケメン二人が至近距離で喧嘩してるんだぞ････。

そりゃ変にもなるだろ(？)

「偽物くん、さっさと先に広間へ向かってくれないかな？」

「断る。俺は主と一緒に行きたいんだ」

「はぁ････全く、これだから偽物くんは。主は見習いに会うのを躊躇している。今すぐ行くのは控えるべきだろう？
と、いうことは･･･燭台切さんに「遅れる」ということを伝えなければならない。それをして来いと言っているのだけど？」

「それは俺じゃなくお前の仕事だろう。俺ではうまく伝えられない可能性がある。なにせ、口下手だからな」

「よくもまぁそんな虚言がポンポン出てくるね、お前は！
そもそも燭台切さんとはこの本丸じゃあ長い付き合いだろう！？だったら君のほうがサッと伝えられるとそう言ってるんだけど！！」

「虚言なものか。俺みたいな写しの言葉など誰も聞かない！
お前は長船だろう！なら同じ刀派から言った方が燭台切も喜ぶ！！」

「お前はそうやって「写し」の一言で納得させようとしてるようだけど、そうはいかない！
本当はそんなこと思ってないんだろう！？いい加減に諦めろ！主と一緒に行くのは俺だ！」

「ああ思ってないさ！俺は国広の第一の傑作だからな！！そっちこそいい加減早く諦めろ！
飯が冷める！主と一緒に広間へ行き、隣で食事をするのは俺だ！！」

「くそっ！偽物の分際で！！」

「だから写しと偽物は違うとあれほど！！」

『いい加減黙ろうか。私の鼓膜が逝ってしまう』

「え？あ、主、そんな････いくらあんたでも、そんな恥ずかしいことを軽々しく言うもんじゃないぞ･･･」

『そっちじゃない』

はぁ、と深くため息を吐きながら二人の髪を乱暴に撫でる。

二人は驚いたように目を丸くしていたけど、すぐに顔を赤らめさせた。

「なっ、なんだい急に？」

『いいから、三人で行くぞ。喧嘩していても仕方ないだろう』

「だが、俺は主と二人きりで･･･！」

『なら今度二人で出かけよう。長義もだ。それでいいだろう？』

「「････！！」」

ぱああっ、と桜を大量に撒き散らせる。

よほど嬉しいんだろう。
山姥切は小さくガッツポーズを、長義はドヤ顔をしていた。

何だかんだで仲良いなこの二人････。