恋の相手 (ページ6)

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Aside

始業式も檜山の隣で過ごし、

教室にやっと帰れたと思っても隣

もうヤダ

まだ1日目なんだけど

担任「えー、今日から２年５組を担任の

　川島如恵留です

　担当科目は数学です

　よろしくお願いします！」

『「お願いします」』

担任「今から班活動をしてもらいます

　班での係と掃除場所を話し合ってもらいます

　それでは班で机を合わせてはじめてください」

え、班で机を合わせる！？

ってことは向き合うの？檜山と？

っていうか話せる？

担当「あっ、言い忘れてたけど班長になったら

次の席替えで話し合いに参加してもらいます」

檜山「じゃー、俺班長なろっかな？

いい？」

わざわざ顔見ないでよ、

『いいよ。』

っていうかみんなに聞けばいいのになんで私に、

檜山「みんな何やりたい？」

って仕切り出した、まあ班長だしね

「俺、プリント配る係で」

そう言ったのは、去年も一昨年も同じクラスで

このクラスの男子で１番話しやすい長瀬くんだった。

「私も同じので、」

そう言ったのは前の席で小学校が違う

佐々木美和ちゃん

「じゃ俺は〜、集める方で」

そう言った深田くん

深田くんも違う小学校だったけど

去年隣のクラスで檜山と仲よかったから知ってる

けど、今もそんな事関係ないし、！！

なんて考えてたけどそうしたら

副班長しか空いてないわけで、

うちの班は私の後ろの席の人がひとりいないから

集める係がひとりだけになっちゃうけど

副班長は絶対必要だし、でもなりたくない

けど、

『私は副班で、』

なるしかないよね、