▼ ページ11
「……A」
維の声が聞こえ、急いで涙を拭って立ち上がる。
「……何しに、来たの。」
「謝りにきたんだ。」
「え？」
「私も、素直な気持ちが伝えられなかったというか……」
「今日は、お前がいなかったらどうなっていたか分からない。」
「とにかく、Aは役に立ってくれた。」
「あと、A。」
「なに……？」
唯は、言いづらそうに言葉を詰まらせる。珍しい。
「……好きだ。」
「……は？」
「お前のことが、好きなんだ。」
「え、ちょ、えっ？」
「昔から、Aのことがずっと好きだった。」
「だから、お前を傷つけてしまったこと、とても反省した。」
「待って。」
恥ずかしかったけど、私は、維に抱きついた。
「私も、唯のこと、好きだったよ。」
唯は、少し顔を赤らめた。
「もしかして、照れてる？」
「いや、この私が照れるなんてこと、ある訳がない。」
「顔、赤いですけど？」
「お前は、その維って呼び方をやめろと何度も言ってるだろ？」
「もうカレカノなんだからいいでしょ。」
「唯も、その上から目線やめてよ！」
「そんなつもりはない。」
間違いを認めようとしないのも、維らしくていいか。
「てか、事務所隣なの、やりにくっ！」
「……ま、いっか。 いつでも会えるってことだし。」
「そうだな。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
満月様、リクエストありがとうございました！
ベストジーニストの口調が定まっておりません…… ごめんなさい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 984人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - 誕生日になったら，お祝いしたいです (4月11日 17時) (
レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 作者さんの誕生日は，いつですか？ (4月11日 17時) (レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 轟焦凍×爆豪勝己×激甘の続きがほしいです。お願いします。 (4月11日 16時) (レス) @page17 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - リクエストで，死柄木や荼毘をヤンデレにして欲しいです (2023年2月4日 6時) (レス) @page34 id: 069b817a50 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ドキドキしすぎて涙でそ… (2023年1月25日 21時) (レス) @page28 id: b271341cb9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年7月29日 1時
