夢の中のエイン２ (ページ48)

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96.見てはいけないものページ48

※Hoshi side.

俺は見てはいけないものを見た。

いや、俺にはあまり影響ない事かもなんだけど。

夜の公園でちょっとランニングと思って出てきたら、Aちゃんが居た。

なんか見た事あるような男と。

思わず隠れたよね。

そうしたらさ？
男がAちゃんの頭を撫でて帰って行ったんだよ！

Aちゃんも男を目で追っててさ。
その後、アパートの方へ歩いて行った。

これ、ミンギュには絶対見せられないやつだよな！？

あんなに本人がいない所で好き好き言ってるのに。

と、思ってたのに………！

MG「………………」

何でそこにいるんだよーー！？

俺が隠れてる後ろに呆然と立つミンギュ。

嘘だろ？気配なかったけど！？

俺が気づかなかっただけ！？俺も虎としてまだまだだな←

じゃなくて！

HS「ヤー…？ミンギュヤ？」

視線はAちゃんの方。
でも、表情はどの表情か読み取れない。

表情豊かなヤツの無表情って、こんなに怖いの？

HS「あの…」

MG「スニョンイヒョンがランニング行くのかと思って、付いてきた」

HS「お、おん…」

MG「行くでしょ？」

HS「う、うん」

MG「ほら、行こう？」

そう言うとミンギュは物凄いスピードで走り出した。

HS「え、ちょっ、ミンギュ！始めからそんな飛ばすな！」

俺の声は聞こえてないかのようにミンギュはどんどん先に進む。

そらショックだよな…

HS「…あーもぅ！とことん付き合ってやるよ！」

俺はミンギュの背中を見失わないように追いかけた。