夢の中のエイン２ (ページ25)

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73.大きく息を吸い込んでページ25

※You side.

かなりビックリした。

エレベーターで私を引き留めたのはディノさんで、

改めて顔を確認すれば、後ろにはエスクプスさんとウォヌさん、バーノンさんが乗っていた。

こんなにオーラがある人たちなのに何で気付かずに居たのか…

疲れって怖いな、、、

それよりも何よりも。

お互いにパニックになりながらも取り敢えず来てほしいと言われたここがSEVENTEENの宿舎…？

え、うちの上の階だよ？？

確かに一部屋は大きいし、家賃だって結構する。

2フロアを全室貸し切ってるって本当だったんだ…

目が合うともの凄く嬉しそうにジュンさんは歓迎？してくれたけど、

ウジさんやジョシュアさんは明らかに怪訝そうな顔してたな…

帰ってきてすぐにメンバーさんから詰め寄られて正座で説明するミンギュくんは、今誰よりも小さくなってる気がする。

彼の善意に甘えて部屋決めを一任した訳だけど、

まさか一緒のアパートだなんて思わないよ！

メンバーさんが訝しんだり、責めるのも無理ないよね…

「引っ越した方がいいかな…」

JN「何で！？」

「わ…」

私の小さな呟きは騒いでいる皆には聞こえないだろうに、

いつの間にか隣に戻ったジュンさんにははっきり聞こえたようで結構な大声で驚かれてしまった。

途端に静かになり注目するメンバーさんたち。

JN「ねぇ、何で？同じフロアに住んでる訳じゃないんだよ〜？何でAちゃんが引っ越しちゃうの！？」

「え、えっと…」

口を尖らせて私の右腕をブンブン揺らすジュンさんと、

MG「今の部屋、不満！？もっと上が良かった！？」

泣きそうな顔で私の所に駆け寄るミンギュくん。

咄嗟に空いた手を握られたけど、夢の事で勝手ながらちょっと気まずい…

「ミンギュくん、そうじゃなくて…」

MH「いや、普通に考えて女性からすれば大所帯の男性がいるってわかれば考えるでしょ」

DK「あー！そっち！」

「あの、いや、」

DN「ドギョミヒョン、それくらいは思い付かないとモテませんよ？」

SG「チャニがそれ言う？」

DN「何です？」

SG「いいえ〜」

途端にガヤガヤ、ワーワーとなる。

「あの…」

彼らが一度盛り上がると鎮火が大変なのは見た事あるけれど、こんなに通らないものなのか。

「あの！！」

私は精一杯の声を上げた。