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59. ページ11

※You side.


ミンギュくんの運転する車でドライブをしながら暫く走る。

チラッと横を盗み見れば、真剣な顔で運転する綺麗な横顔。


私が緊張しないように落ち着いた声色で優しく話題をくれる彼にずっとドキドキが止まらない。


私が知ってる運転時のミンギュくんはTTTの時の楽しい事が待っているのが待ち切れないといった顔だったから。


と言うか、まさか彼の運転する車に乗せてもらえる日が来るとは考えてなかった!

マネージャーさんに借りたと言う車の後部座席に座ろうとしたら、


MG「何やってるの?こっちだよ?」


と、荷物だけ置いて助手席のドアを開けた。

何度も良いのか確認したけど、最後には痺れを切らしたのか「お願い!」としょげた耳と尻尾が見えてしまって根負けしてしまった。

座った瞬間の嬉しそうな顔は本当に心臓に悪かった…

成人男性がこんなに可愛いの、本当にずるい!


忙しい時期の束の間のオフ。
ゆっくり休んでほしいと思うのにどこに行きたいか聞いてくれる。


だけれど、ゆっくり出来る所…?

映画館?
人が多かったらすぐに目立っちゃうな。

美術館?
いや、映画館と一緒だ。

遊園地?
ゆっくりどころか疲れさせちゃう…

カフェ?
食べたばっかりで私が入らない。




…家?

いやいやいや!
再会したばっかりなのに何言ってんだか!

ゆっくり出来る自信もないし!



引き出しが少な過ぎて悩みに悩んでいると、取り敢えずドライブという事になった。


何と言うか…

全然余裕がない私に対して、ミンギュくんのなんとスマートな事か…


こういった事に慣れているのかな?

なんて考えて凹む私はきっと可愛くないんだろうな…

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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , seventeen   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:chuka | 作成日時:2022年6月14日 17時

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