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「そういえば、最近ピアス入れてねえもんな」
『そう、失くしちゃったの』
蘭の方を見ると、彼の耳には控えめだけどかっこいいピアスが付いてる。
「じゃあオレがいつも行く店行ってみる？」
『ん！いいの？』
「もちろん、良いのあるといいな〜？」
お店に着いて、建物に入ると販売員さんが急いでこちらへ駆け寄ってくる。
やっぱり蘭ってすごい人なの？
「今日はオレじゃなくて彼女のピアスを見に、」
私の腰を抱いて、販売員さんと話す蘭。
すごいな〜、なんでも器用でスマートにこなす感じ。
社会勉強になります…、
「適当に店内見るから大丈夫、ありがとう」
さっきみたいに奥に通されてピアスを選ぶよりも、他のお客さんもいる中で普通に蘭とお店の中を見たいと思っていたから助かった。
「A、どう？いいのありそう？」
『蘭も一緒に選んで、」
「オレが選んだらAの好みじゃなくなっちゃうぜ？」
『蘭が連れてきてくれたから、蘭にも選んでほしいの！』
しょうがねえな〜とか言いながら、結構真剣に選んでくれる蘭に笑みがこぼれる。
実は自分で選ぶ気は更々なくて、蘭に選んでもらったものを買おうと決めていた。
スーツはまだ先になりそうだし
「A〜、これは？」
そういってショーケースをトントンと指す先には、蘭の耳に付いてるモノと似たようなピアス。
『ふふっ、本当にコレ？』
「なんでー？俺これがいい」
笑いながら蘭を見上げると、確信犯なのかニヤニヤしながらピアスを指さす。
『じゃあこれにするね』
「オレが買ってあげる」
販売員に声をかけてショーケースからピアスを取り出してもらう。
ドでかい高級そうなソファに座らせてもらって、あっという間に会計待ちの体勢に。
『らん！私自分で払うから！』
「いいから、オレにカッコつけさせて？」
そんなこと言われると何も言い返せないし、お店の中では蘭を立てていた方がイイと思ったから黙って横に座っていた。
丁寧に梱包されたピアスを受け取って、車に乗り込む。
『らん、』
「え〜、怒ってるの？」
『…高かったし、そんなつもりじゃなかった』
「オレが買ってあげたかったからイイの」
早く開けて付けてみて、と蘭が言うから梱包を解いてピアスを耳に入れる
綺麗に輝いていて、シンプルなのに存在感がある。
『似合う？』
「最高」
『ふふっ、蘭ありがとう。大切にするね』
「お〜、めんどいから三途たちには内緒な？」
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小川優(プロフ) - 竜胆の話マジ神、、 (2022年4月4日 11時) (
レス) @page35 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
青い猫(プロフ) - 水果さん» うわぁぁぁぁぁぁぁ最高です！！！😭書いてくださってありがとうございます！！読んでてニヤニヤしちゃいました笑 (2022年2月16日 16時) (レス) id: dff601e7bb (このIDを非表示/違反報告)
水果(プロフ) - 青い猫さん» ありがとうございます💜書かせていただきます(^^♪ (2022年2月16日 16時) (レス) id: 84b9c0ff29 (このIDを非表示/違反報告)
青い猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！さっそくなのですが、佐野真一郎をリクエストしたいです。シチュエーションは付き合ってて、普段学校ではリーゼントしか見たことない彼女ちゃんがお泊まりの時に下ろした姿見て再度惚れるみたいな感じでお願いします。 (2022年2月16日 10時) (レス) id: dff601e7bb (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 半間さん誕生日おめでとうですね！ (2021年10月28日 1時) (レス) @page3 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水果 | 作成日時：2021年10月11日 1時
