半間修二 高校軸 ページ1
『…何』
「いや〜？」
そんなに見られるとご飯食べ辛いんだけど…
久しぶりに修二が学校に来たから早退しないように見張ってろって先生に言われたのが事の発端。
「ばはッ、じゃあ今日は一日Aと一緒じゃん♡」
『ホント最悪、』
幼馴染ってことを理由に先生に特務を任される。
小さいころから修二と一緒にいたせいか、オンナの私も喧嘩っ早く、ゴタゴタに巻き込まれることが多かった。オンナだから、という理由で舐めてくる奴が嫌いで、喧嘩も見た目も全部努力した。
そのせいで、学校で寄ってくる友達はいないし、いつも一人。
屋上でいつも通りお弁当を広げる。
その横に大男が寝っ転がってタバコに火をつける。
『ちょっと、学校でやめてよ』
「なァ、芭流覇羅に入る気になった〜？」
『人の話聞いてた？』
会うたびに最近できた新チームの勧誘をしてくる。
やだよ、東卍とやり合うってわかっててそんなチーム入るの。
「別に喧嘩しろって言ってねェじゃん、オレ専属の救護係みたいな♡」
『余計に嫌なんだけど』
「相変わらず冷てェ〜♡」
そういいながら私のお弁当に入っていた卵焼きを摘まんでいく彼。もう突っ込むのもめんどくさい
『なんで今日学校来たの？』
「気分」
『アンタさぁ…』
「Aにヘンな虫がついてないか確認しに来た♡」
『は？別にいつも会ってるじゃん』
学校に来た修二を見るのが久しぶりなだけで、学校終わってから修二と会うのは毎日のこと。
一緒にご飯食べたり、喧嘩しに行ったり、用件は様々だけど。
「学校でのAはあんまり知らねェからさ」
『じゃあ毎日来なよ、修二が知らないうちに彼氏作っちゃうかもよ』
「は？」
咥えていたタバコがポロッと落ちる。
何その顔、そんなに私彼氏できないイメージ？
「Aに彼氏できたらオレ、歯ァ全部抜けるまでソイツのこと殴っちまうかも」
『修二が言うと冗談に聞こえないから』
「いや、わりとマジ」
身体を起こした修二が私の手を掴んで、顔を近づけてくる。
突然のことで身動きが取れない。
『ちょ、ッ』
「オレほどオマエのこと大切にしてる奴いねェぞ、」
あ、修二が怒ってるときの声だ。
何に怒ってるの、意味わかんない、
「な？♡」
お互いの鼻がくっつく寸前でニコッと笑顔を向けてくる。
吐息が掛かって、不意にもドキドキしてしまう。
『意味わかんな、ッ』
怒ったり、優しくなったり、意味わかんない本当に。
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小川優(プロフ) - 竜胆の話マジ神、、 (2022年4月4日 11時) (
レス) @page35 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
青い猫(プロフ) - 水果さん» うわぁぁぁぁぁぁぁ最高です！！！😭書いてくださってありがとうございます！！読んでてニヤニヤしちゃいました笑 (2022年2月16日 16時) (レス) id: dff601e7bb (このIDを非表示/違反報告)
水果(プロフ) - 青い猫さん» ありがとうございます💜書かせていただきます(^^♪ (2022年2月16日 16時) (レス) id: 84b9c0ff29 (このIDを非表示/違反報告)
青い猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！さっそくなのですが、佐野真一郎をリクエストしたいです。シチュエーションは付き合ってて、普段学校ではリーゼントしか見たことない彼女ちゃんがお泊まりの時に下ろした姿見て再度惚れるみたいな感じでお願いします。 (2022年2月16日 10時) (レス) id: dff601e7bb (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 半間さん誕生日おめでとうですね！ (2021年10月28日 1時) (レス) @page3 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水果 | 作成日時：2021年10月11日 1時
