【ＫＨ】天使が降る頃に・・

♯31忘却の城 ページ36

，






「ここが忘却の城……」








光と同時に闇の気配…ここは狭間の世界とも言える








「真っ白」







「うちんとこも変わらないだろ」







Aと同じように
アクセルもあたりを見渡す






「A」






後ろから声をかけたマールーシャ
その隣は白いワンピースを着た少女







「そのこは？」







「ナミネだ」







マールーシャがナミネの肩に手を置くとビクッと震える

Aは膝を曲げてナミネの目線にあわせて挨拶をした




「はじめまして。私、A」








「ナミネ…です」








「そんなに緊張しなくてもいいよ？」








「は、はい…」








ナミネと打ち解けあうのにはちょっと時間が必要かもしれない…








「あ、そういえばマールーシャさん」







「なんだ」




姿勢を戻しマールーシャを見た






「ここの下にもメンバーがいるんですよね」







「あぁ」








地下組とも交流をしておきたい







「私が地下と地上を行き来する伝言役します」








その意見にラクシーヌは




「私、あの連中嫌だから頼むわ」



あっさりと許可が出た





「私もあまりここを離れるわけにはいかないからな…」






「んじゃあ、決まりだな」






提案した自分が言ってなんだが、少し単純じゃないのだろうか

とりあえず、下に行って挨拶してきますと伝え闇の回廊に入った







「Aさん…」



ナミネが不安そうに呟いた





「行ったみたいね」






「どーすんだよ。例の計画にAを入れるのか？」




アクセルがおもしろそうに言うとマールーシャは溜め息をつきながら




「彼女は、参加する気はないようだ。だから、利用することにした」



「だったら…」





ラクシーヌがナミネを見た




「簡単かもよ？」



，





地味に2000hitいってました
皆様、ありがとうございます
w三( ^o^)三( ^o^)三( ^o^)ﾃﾞｹﾃﾞｹ





，

♯32記憶→←♯30前日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す