お姉さん ページ7
組織の任務に加えて、カモフラージュのために始めたアルバイトのせいで(人1)と過ごす時間が減った。
この深刻な(人1)不足を解決する策を、この間(人1)が店に来たときに思い付いた。
「(人1)、お父さんがポアロでお仕事の時は、放課後遊んでからでもいいからポアロにおいで」
家が近いコナンくんと一緒でもいいから、と付け加える。
「わかった!じゃあそのときはポアロでお父さんのよるごはんたべられるの?」
考えていなかったが、それもいいな。遅い時はそうしようか、と応える。
その会話通り、数日後に(人1)がポアロに来た。
「ああ(人1)、1人で来たのか?」
「ううん、そこまでコナンくんが一緒だった!」
そう言って店の入り口を指差す。
「コナンくん、おうちでごはんたべるからって帰ったの」
そうか、と相槌をうちながら頭を撫でる。
何が食べたい?と、そのまま話を続けていると、
「…えっと、安室さん、その子は…?」
とても困惑した様子の梓さんが呆然とこっちを見ていた。
…二人きりじゃないことをすっかり忘れていた。
「ああ、言ってませんでしたね。安室A。僕の娘です」
梓さんの存在を忘れていたことは笑顔の裏に隠し、紹介する。
「ええ!安室さんに娘!?」
先日のコナンくん以上に驚く梓さん。
“僕”の口調が乱れていたことは、父娘だからということで追求されないだろう。…たぶん。
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藍原春陽(プロフ) - 桜猫さん» いえいえ、意見はどんなものでもありがたいです!頑張りますね! (2019年10月29日 20時) (レス) id: 0a284fbc63 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 藍原春陽さん» そうだったんですね!そうとは知らずごめんなさい…頑張ってください! (2019年10月29日 16時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
藍原春陽(プロフ) - 桜猫さん» 感想、アドバイスありがとうございます。なるべく台本書きにはしたくないので、もっと文章だけで誰の話か分かるように頑張ります。実はこの物語はあと少しですが、これからも応援よろしくお願いします! (2019年10月29日 10時) (レス) id: 0a284fbc63 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 最高です、目の保養です、余計なお世話ですがお話で安室さんや風見さんなどに視点が変わるときは題名か1ページの一番上に降谷sideとか梓視点といらたら分かりやすいです。 (2019年10月29日 0時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 風見さんカワイイ(*´ω`*) (2019年9月16日 18時) (レス) id: e6875614e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍原春陽 | 作成日時:2019年5月24日 16時